
みなさん、美容室でパーマをかけた日に
お家に帰って、夜シャンプーしていますか?
・
僕は声を大にして言いたいです。
「必ずシャンプーして下さい!!」と。
・
なぜかと言うと
髪が痛むからです。
パーマをかけた後の毛髪には
余った成分の残骸が取りきれずに
まだ残ってしまっています。
そしてアルカリ性に傾いてしまっている
ので、不安定な状態です。
オルガヘアーでは
炭酸水やアルカリ除去剤を使って出来る限り取り除きます!!が
残念ながら全てを取り除くことは
難しいのです。
その良くない状態を24時間も48時間も
続けて欲しくないのです。
・
でもなぜ
「パーマをかけた日はシャンプーしないで」
と言われる事があるのかと言うと
「パーマがとれやすいから」
ですよね。
でも、よく考えてみて下さい。
それって、そもそも
「パーマかかってない」ですよね。
施術の数時間後にシャンプーしたら
取れてしまうようなパーマは
「もともとそんなにかかっていない」
そうですよね。ね!
・
あまり言いたくないのですが
確かに僕もたまにあります、、、
「ん~~~。ちょっとよわいかなぁ~~~。」
でもそんな時はこう言います。
「申し訳ありません!」
「ちょっと弱いです。」
「でも今日お家でシャンプーして下さい。」
「弱いようならすぐにパーマをかけ直すので
連絡して下さい!」
と。
自分が施術したパーマに
責任をもちたいので、、、
・
・
・
ということで、話を元に戻しますね。
パーマの後には必ずシャンプーして
欲しいのですが、
まったくパーマに影響がない訳では
ないので、
「パーマ後のシャンプーのコツ」
をお伝えします。
①アミノ酸系のシャンプーで洗う高級アルコール系や石鹸系は洗浄力が強く
パーマ後のデリケートな髪には向いていません。
特に石鹸系はアルカリ性のものが多く
より不安定にしてしまいます。
詳しくは ↓↓↓
(ブログNo.7 簡単な「シャンプー&トリートメント選び」のコツ)
②揉みながら優しく洗う無理やり指を通したり、髪を引っ張ったり
しないようにして下さい。
③シャンプー後はなるべく早めに乾かして下さい。濡れた毛髪は傷みやすくデリケートです。
特にクリープパーマやエアウェーブ、
デジタルパーマなどの「水素結合」を利用
しているパーマの場合、安定するまでは水分に
弱い性質があります。
キチンとパーマの形を意識しながら
乾かしましょう。
・
・
・
「目先のパーマ」ではなく、
「これからの髪の健康」を考えていきましょう!
・
その上で
翌朝や1week後に
パーマが取れてしまったら
すぐに電話して下さいね!・
・
・
・
・

碧南市 美容室
オルガヘアー
http://oruga-hair.com
スポンサーサイト
9レベル ベージュブラウン
キレイに染まりましたね!
・
レシピと工程はこちら
↓↓↓

ビフォーの状態をしっかりと分析します。
根元2cm → 6レベル 地毛の黒 (黄系メラニンタイプ)
中間 → 10レベル 茶色とオレンジ色を感じる
毛先 → 13レベル オレンジ色と黄色を感じる
レベルチャートはこちら
↓↓↓

本日のお客様のご希望は
「少し明度を落としながら透明感のある自然なベージュ」です。
まず、ベージュに必要ないものは
「赤色」ですね。
「オレンジ色」「茶色」の中にある赤色を
馴染ませる為に「マット」を使います。
そして、黄色い毛先を少し馴染ませるには
「パープル」ですが
濁り過ぎて透明感が無くなってしまうので
今回は「アッシュ」を使います。
という事で、色相は
マット+アッシュ =「マットアッシュ」に決定!

マットアッシュに染める訳ではないけど
マットアッシュを使うんです!
不思議ですね。
・
そして「明度を落とす」ことと、
「自然なベージュ」にする為に
ベースとなる
「ブラウン」
このブラウンは、根元~中間にかけては
地毛の茶色が残っているので
馴染ませる程度に少量つかいます。
毛先は茶色が何処かへ行ってしまっているので
多めに配合します。
あとは薬を調合して、順番に塗布するだけ。
・
色々と書きましたが
お客様のご希望を伺ってから
レシピを決めるまでに
10秒もかかりません。
文字にして書くと長いんです。
・
ということで、
もう一度イメージして下さいね!
↓↓↓
「ビフォー」

+
「マットアッシュ」

+
「ブラウン」

=
「透明感のある自然なベージュブラウン」

完成です!!
・
・
・
・
・

碧南市 美容室
オルガヘアー
http://oruga-hair.com
前記事
No.17 「デジタルパーマ」のメリット、デメリット
からの続きになりますので、是非目を通して頂けると
助かります!
(出来ればNo.11,No.12,No.16もお願いします!!)

ではさっそく行きますね!
なぜ60度以下の低温で
すぐに髪を乾かす事ができるのか!?
・
それは、
・
「温風」です!!
そう、「エアー」の力です!
多分みなさん勘づいていたと
思われますが、、、
・
「デジタルパーマ」では
乾くまでにおおよそ
60度→20分~30分
80度→15分~20分
ほどかかるのですが
「エアーの力」は凄いです!
なんと、
55度→10分~15分!!
本当に凄いですね!
ドライヤーで乾かしたら
小一時間かかっちゃいますよ。
・
つまり
「タンパク変性」させずに
比較的はやく乾かす事ができる。
という事ですね。
段々と「エアウェーブ」のメリットが
見えてきましたね。

①クリープの力でパーマがキチンとかかる
②パーマ剤以外の2つの力のおかげで
もちが良くなる
③「①,②」のおかげでパーマ剤の力を弱くしても
かかるので、髪にやさしい
④乾かす工程を入れる事で
髪が濡れている時と乾いている時の
パーマの差がなくなる
・
では数少ない「デメリット」
いきますね。
①デジタルパーマと比べると「クリッ!」と感が弱い
(しかし、得るものの方が多いです)
②施術中の音がうるさい
(話しかけても聞こえません)
③普通のパーマよりも時間がかかる
(+25分ほどお願いします)
④普通のパーマよりも値段が高い
(+3240円。でも、もちが良いので勘弁して下さい)
・
・
・
意外に4つもあった。
・
・
・
以上
No.11,No.12,No.16,No.17,No.18
と非常に長くなってしまった
「パーマシリーズ」
読破していただいた方、
お疲れ様でした!
「全部読んだっ!」と言ってくれたら
何かサービスしますね!!
・
・
・
・
・

碧南市 美容室
オルガヘアー
http://oruga-hair.com

ではさっそく行きます!
「デジタルパーマのメリット」
①コテで巻いたような大きなカールがしっかり出る
②髪を乾かしてもパーマが弱くならない
③スタイリングが簡単
④ストレートパーマがかかっている髪でも
状態によってはかけられる。
↑(無理にはかけません)

そして今度は
「デジタルパーマのデメリット」
①60度以上の高温を使うので傷みやすい
②同じ髪にかけ続けると、段々と掛からなくなる
③熱により髪が硬くなる
・
こんなところですね。
・
デジタルパーマの施術の特徴として
普通のパーマの工程の途中に
「60度以上の高温で髪を乾かす」
という事があります。
前記事から順番に読んで頂けると
よりわかりやすいと思います。
↓
No.11 「普通のパーマ」と「クリープパーマ」の違い
No.12 「クリープパーマ」と「機械を使ったパーマ」の違い
No.16 「エアウェーブ」と「デジタルパーマ」の違い
・
この「60度以上の高温で髪を乾かす」ことで
髪に何がおきているのかということを
少し書きます。
毛髪成分の80~90%は「タンパク質」です。
この「タンパク質」というのは60度以上の
熱をあたえると固まってきます。
このことを「タンパク変性」といいます。
わかりやすいように、同じタンパク質を含む
「卵」に置き換えます。
①50度のお湯に入れると
温かい生卵。
↓

・
②65~70度のお湯に入れると
温泉卵。
↓

・
③80度以上で熱をあたえ続けると
ゆで卵。
↓

・
牛肉でいうなら
①ユッケ
②ローストビーフ
③ウェルダンのステーキ
こんなイメージです。
そして、このイメージ通りのことが
髪にもおきているというわけです。
「乾かす」ために
与える熱が高いほど「クルッ!パキッ!」っと
パーマがかかりますが、それと同時に質感は
「カチカチ!ゴワゴワ!」に近づきます。
逆に温度が低いと、やわらかさとみずみずしさは
残りますが、乾かすまでにもの凄く時間が
かかってしまいます。
↓
お客様1人1人の髪質と要望に合った
「最適な温度と時間」
これを見極めるのが
腕の見せ所というわけです!
・
そしてこの60度よりも低い温度で
髪をかわかす方法が
「エアウェーブ」です!
60度以下という事はタンパク質は
かたまりませんよね。
つまり、「タンパク変性」させずに
「クリープパーマ」の力を最大限に引き出す
パーマということです。
でも、60度以下で乾かすには
「どんだけ時間がかかるんだっ!?」
ってなりますよね。ね!
それがエアウェーブの凄い所。
次回、
「エアウェーブ」のメリット、デメリット
にてその秘密を紹介します!
・
・
・
・
・

碧南市 美容室
オルガヘアー
http://oruga-hair.com